インバウンドツアーコンダクター(ITC)認定講座
ITC認定講座が実現する価値
開講の目的
一定の語学スキルと実務スキルを持つガイドを養成輩出する事により、ガイド不足を解消して観光業におけるインバウンド市場の発展に貢献する。
認定制度
ガイドとして不可欠な基礎的知識を短時間で身につける。その後はガイド業務を行いながら継続学習をすることにより、ガイド力の向上を図っていく。
仕事の確保
本養成講座賛同企業(旅行会社、ランドオペレーター)から仕事を依頼。ガイドを本業として十分に生活が出来る収入の確保を実現する。
ITC認定講座の目的
昨今の訪日外国人旅行者の急激な増加に伴いガイド需要が高まると同時に人材不足が深刻化しています。
唯一の公的資格である「全国通訳案内士」は、資格取得へのハードルが高く受験者数が激減する中で
既存の有資格者の高齢化も進み、外国人旅行者の多様なニーズに対応出来ていないのが現状です。
そこで、「全国通訳案内士有資格ガイド」か「無資格ガイド」かという従来の2択に一石を投じて、
新たな選択肢を加えることで日本のインバウンド市場の発展に貢献することが目的です。
カリキュラム・認定制度
◆ 講座受講から認定までの流れ
※①と②は、順番が前後しても構いません。先に②を受けてから①でもOK。
※③は、①と②の修了が条件となります。①と②より③を先に受講することはできません。
③の実地研修が修了後、「インバウンドツアーコンダクター(ITC)」として認定され、概ね2週間程度で「ITC認定証」と「国内旅程管理主任者証」が発行されます。
その後は、様々な形でガイド業務の紹介とブラッシュアップの機会を提供していきます。
①インバウンドガイド基礎知識研修 17時間(3日間)
(1) カリキュラム
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1日目
日本のインバウンドの現状と外国人にとっての日本の魅力について
日本の神社仏閣と建築について(日本語/英語)
添乗と観光ガイドに必要な用語・フレーズについて(英語)
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2日目
ガイディングに必要な平安から明治にかけての日本の歴史と関連する観光スポットについて(日本語/英語)
浮世絵や歌舞伎など、海外ゲストが興味を持つ日本の伝統文化と世界遺産について(日本語/英語)
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3日目
ガイディングに役立つ異文化/宗教理解とインバウンド添乗における安全管理について(日本語/英語)
地震や台風など日本の地理/気候の特徴と、海外ゲストが興味を持つ和食・日本酒などについて(日本語/英語)
| 1限(10:00~11:00) | 2限(11:15~12:15) | 3限(13:30~15:15) | 4限(15:30~17:15) | |
|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 日本語講義A | 日本語講義B | 英語講義A | 英語講義B |
| 2日目 | 日本語講義C | 日本語講義D | 英語講義C | 英語講義D |
| 3日目 | 日本語講義E | 日本語講義F | 英語講義E | 英語講義F |
(2) 修了試験
試験内容
| A.日本知識 | 30分間 | 2択方式 | 60問 | 60点満点中42点以上で合格 |
|---|---|---|---|---|
| B.英語 | 30分間 | 2択方式 | 60問 | 60点満点中42点以上で合格 |
再試験
不合格の場合には、再試験を受けられます。1科目につき2,000円(税込)
その為、受講時点で英語を用いたコミュニーションが取れる方を対象としております。概ね、TOEIC650点以上が目安となります。
(3) 講師プロフィール
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米原亮三
True Japan Tour株式会社
NPO日本文化体験交流塾代表東京大学経済学部卒業後、都庁にて、鈴木俊一都知事秘書、自治体国際化協会ニューヨーク事務所次長、国際化施策担当課長、東京ビッグサイト総務部長、東京都観光部部長などを歴任。
都庁を退職後、2008年NPO日本文化体験交流塾を設立、その後、インバウンド専門の旅行会社True Japan Tourを創業し、会員数約1300名と日本最大の通訳案内士団体・語学集団・旅行会社のグループに育成。 全国通訳案内士試験対策予備校True Japan Schoolでは長年、試験対策の研究に取り組み、外国語以外の科目の講師を長年担当している。
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井関亜紀
全国通訳案内士(英語)
総合旅程管理主任者大阪外国語大学ポルトガル語卒業後、National Louis Universityにて大学院卒業、修士号、ESL講師資格取得。
通訳案内士として、はとバスなどの団体観光やハリウッド俳優等VIP個人観光の案内業務に従事する一方、True Japan School では1次・2次対策を担当、NPO日本文化体験交流塾では新人研修講師を担当する。
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村上堅治
全国通訳案内士(英語)
観光庁研修指導員大阪大学外国語学部英文科卒業。 英国・エジンバラ大学院卒業(MBA)、大手金融グループの国際部門で40年間勤務。
英国等での駐在経験もある金融・経済の専門家。 現在、ロングツアーを担当するトップガイドとして活躍している。True Japan Schoolでは、一般常識の講師を担当している。
②国内旅程管理主任者研修 16時間(2日間)
旅行業者が実施する企画旅行に同行して旅程管理業務を行う為の公的資格です。
(添乗員資格)
観光庁長官登録研修機関第2号(有)インターナショナルツアーアシスタンス(トラベル&コンダクターカレッジ)が実施する「国内旅程管理研修」を修了することにより取得出来ます。
修了者には、「国内旅程管理研修修了証明書」を発行します。
国内旅程管理主任者登録研修は2日間となります。
表内の国①国②、国③国④から各一日をお選びください。
①②と③④は順番が前後しても構いません。
各日で修了試験もございます。
受講日程(受講時間:10:00~19:10)
| 国①国② |
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|---|---|
| 国③国④ |
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③インバウンドガイド実地研修 7~10時間(1日)
バス又は公共交通機関を利用し、添乗業務予定の各エリアを経験豊富なガイドとめぐります。
各エリア導線や施設・店舗等の位置確認を行いながら、バス車内でのアナウンスなど、ガイドとしての基本的なスキルを学びます。
国内旅程管理の実地研修も兼ねます。
(1)研修エリア
都内のメジャーな観光エリアのうち、本講座に付随するツアーを実施するエリア。
※参加日によって、日程は多少異なります。
コース例
8:30 新宿発 → 明治神宮 → 皇居 → 浅草 → 東京タワー → お台場 → 18:30 新宿着
(2)研修内容
車内アナウンス、各観光エリア/施設のトイレ・店舗など位置情報・同線の確認、訪問するエリアごとの観光地理・歴史情報を目で見て体感してもらいます。
(3)講師
井関亜紀 講師、他ガイディングと語学(英語)に精通した講師が同行します。
認定後の仕事紹介
本講座の課程を全て修了して「インバウンドツアーコンダクター(ITC)」として認定後は、ガイド業務のお仕事の紹介を致します。
また、True Japan Tour株式会社から「国内旅程管理主任者証」を発行します。
初めはセンディングや短時間のガイドから始まり、1日ガイドからスルーガイドへと段階を踏んだガイド業務を紹介できるように準備をしています。
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True Japan Tour株式会社
日本最大の通訳案内士団体、NPO法人日本文化体験交流塾(IJCEE)を母体に日本の自然、美、心を海外に伝えることを目的とした旅行会社です。
JCEEの通訳ガイドネットワークを活用し、外国人向けのインバウンド旅行事業、日本文化体験を提供するだけでなく、国際観光支援、ガイド育成事業などを展開しています。 -
トラベル&コンダクターカレッジ
旅行資格の専門スクール。旅程管理主任者(添乗員資格)は年間で3,000名以上を輩出。旅行サービス手配業務取扱管理者(ランドオペレーターを開業する為の資格)も1,000名以上が取得。
提携企業多数。今まで個別で対応していた受講生に対するガイド業務の紹介を、本認定講座の実施により拡大して体系的に行えるように準備を進めています。 -
株式会社gotcha(ガッチャ)
株式会社gotcha(ガッチャ)は、観光庁長官登録旅行業第2153号・JATA正会員のインバウンドDMCです。OTA向けの多様な体験ツアーを企画・実施しています。
海外の旅行会社と直接契約し、B2Bでの安定供給体制を整えています。日帰り体験からスルーガイドまで、幅広い商品と運営に対応します。
今後の構想
インバウンドツアーコンダクター(ITC)認定制度は、今後大きく発展をさせていく計画です。
数年後には、海外の旅行会社や国内のオペレーターから、「ITC認定者なら安心してガイド業務を任せられる」と認知してもらえることを目指しています。
それにより、日本の観光業の発展に寄与し、何よりガイドを職とする方が、生活をしていくのに十分な収入を得られるようにすることが目標です。
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協会の設立
「ITC協会(仮名)」の設立を計画しています。賛同企業(旅行会社、ランドオペレーターなど)とITC認定者を会員として、様々な交流や各種サービスを提供していく考えです。 -
賛同企業の拡大
インバウンドガイドの採用を希望する企業の問い合わせを協会で取りまとめます。定期的に採用説明会を開催するなど本認定制度に賛同いただける企業の拡大を図っていきます。 -
継続学習機会の提供
ガイドを続けていくには、日々継続して学習をしていくことが不可欠です。観光エリアや観光施設毎の学習動画。 エリア別の検定試験。定期的な実地研修やサブ添乗の機会を用意する事により、認定者が仕事の幅を広げていけるような学習機会を提供していく準備をしています。 -
マッチングサイトの運用
認定者と企業が直接にガイド業務の依頼、受注を行える「ガイドマッチングサイト(仮名)」の運用を計画しています。 認定者はプロフィールに、「可能言語、ガイド経験回数、案内可能エリア」などを記載。 企業側はプロフィールを閲覧して直接にガイド業務の依頼ができるサイトです。 -
多言語展開
本講座の開始時は英語のみの認定制度ですが、将来的にはスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、中国語など多言語での認定制度を展開してく計画です。 -
個人事業としての法的手続きの指南
開業届や確定申告など、フリーのガイドをしていく為に必要な、法的手続きの勉強会などの開催を計画しています。 行政書士法人や税理士法人との提携も検討しています。
日程・定員・場所
| ①インバウンドガイド基礎知識研修 | ②国内旅程管理主任者研修 | ③インバウンドガイド実地研修 | |
|---|---|---|---|
| 日程 |
3日間 10:00~17:00 1日目 2月28日(土) 2日目 3月7日(土) 3日目 3月14日(土) 修了試験 3月21日 |
旅程管理主任者登録研修の日程はこちら |
3月28日(土) 8:00~19:00の間で、7~10時間くらい。 |
| 定員 | 30名 | 24名~40名 | 40名 |
| 場所 | トラベル&コンダクターカレッジ 新宿校 | トラベル&コンダクターカレッジ 新宿校 | 新宿サンエービル ビル入口付近 |
費用について
| インバウンドツアーコンダクター(ITC)認定講座 ①+②+③ |
68,000円(税込み) |
|---|---|
| インバウンドツアーコンダクター(ITC)認定講座 ①+③(国内旅程管理主任者研修免除) |
50,000円(税込み) |
お申し込みはこちらから
講座のお申込み無料説明会
ITC認定制度について、講義内容、認定後の仕事紹介、今後の構想について詳しくお話をします。
興味がある方は是非お気軽にご参加下さい。
説明会に参加されなくても受講は出来ますが、内容について十分に理解された上での受講をお勧めします。
個別での説明対応は出来ませんので、いずれかの日時にご参加下さい。
1回目 2月 10日(火) 16:30~18:10
2回目 2月 14日(土) 15:00~16:40
※会場はトラベル&コンダクターカレッジ新宿校
※事前のご予約が必要です。各回定員30名。(定員になり次第締め切ります)
※本講座は、認定後にインバウンドツアーコンダクターとして活躍することを目的とした内容となります。その為、受講時点で英語を用いたコミュニーションが取れる方を対象としております。概ね、TOEIC650点以上が目安となります。